トップ
>
世上
>
せじやう
ふりがな文庫
“
世上
(
せじやう
)” の例文
如何
(
いか
)
なる
事業
(
じげふ
)
に
從
(
したが
)
ふとも、
體力
(
たいりよく
)
此
(
これ
)
に
伴
(
ともな
)
ふて
強健
(
きやうけん
)
ならずば、
意
(
い
)
の
如
(
ごと
)
く
活動
(
くわつどう
)
する
能
(
あた
)
はず、
又
(
また
)
所期
(
しよき
)
の十一だも
達
(
たつ
)
する
能
(
あた
)
はざるは、
世上
(
せじやう
)
に
其
(
その
)
例
(
れい
)
を
多
(
おほ
)
く
見
(
み
)
る
處
(
ところ
)
なり。
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
贔負目
(
ひいきめ
)
には
雪中
(
せつちゆう
)
の
梅
(
うめ
)
春待
(
はるま
)
つまの
身過
(
みす
)
ぎ
世過
(
よす
)
ぎ
小節
(
せうせつ
)
に
關
(
かゝ
)
はらぬが
大勇
(
だいゆう
)
なり
辻待
(
つじまち
)
の
暇
(
いとま
)
に
原書
(
げんしよ
)
繙
(
ひもと
)
いて
居
(
ゐ
)
さうなものと
色眼鏡
(
いろめがね
)
かけて
見
(
み
)
る
世上
(
せじやう
)
の
物
(
もの
)
映
(
うつ
)
るは
自己
(
おのれ
)
が
眼鏡
(
めがね
)
がらなり
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
時頼が六尺の體によくも
擔
(
にな
)
ひしと自らすら駭く計りなる積り/\し
憂事
(
うきこと
)
の數、我ならで外に知る人もなく、只〻戀の奴よ、心弱き者よと
世上
(
せじやう
)
の人に歌はれん殘念さ
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
起せり友次郎も始はお花が
色香
(
いろか
)
に
迷
(
まよ
)
ひ
出國
(
しゆつこく
)
したる
過
(
あやま
)
ちは有ども
後
(
のち
)
にお花が
助太刀
(
すけだち
)
して
美名
(
びめい
)
を
世上
(
せじやう
)
に上たる事是
偏
(
ひとへ
)
に岡山侯の
賢良
(
けんりやう
)
なるより下にも又斯る人々ありしと其頃世上に
噂
(
うはさ
)
せり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
平次は相變らず
世上
(
せじやう
)
の春を、
貧乏臭
(
びんばふくさ
)
く眺めて居るのでせう。
銭形平次捕物控:297 花見の留守
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
廿歳
(
はたち
)
といふも
今
(
いま
)
の
間
(
ま
)
なるを、
盛
(
さか
)
りすぎては
花
(
はな
)
も
甲斐
(
かひ
)
なし、
適當
(
てきたう
)
の
聟君
(
むこぎみ
)
おむかへ申し
度
(
たき
)
ものと、一
意
(
い
)
專心
(
せんしん
)
主
(
しう
)
おもふ
外
(
ほか
)
なにも
無
(
な
)
し、
主人
(
しゆじん
)
大事
(
だいじ
)
の
心
(
こゝろ
)
に
比
(
く
)
らべて
世上
(
せじやう
)
の
人
(
ひと
)
の
浮薄
(
ふはく
)
浮佻
(
ふてう
)
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
養生
(
やうじやう
)
を
榮燿
(
えいやう
)
の
樣
(
やう
)
に
思
(
おも
)
ふは
世上
(
せじやう
)
一般
(
いつぱん
)
の
習慣
(
ならはし
)
なり。
今
(
いま
)
余
(
よ
)
が
言
(
い
)
へる
養生法
(
やうじやうはふ
)
は、いかなる
貧人
(
ひんじん
)
、いかなる
賤業
(
せんげふ
)
の
人
(
ひと
)
にても、
日夜
(
にちや
)
心
(
こゝろ
)
を
注
(
そゝ
)
げば
出來
(
でき
)
る
事
(
こと
)
なり。
因
(
よつ
)
て
其
(
その
)
大意
(
たいい
)
を
三首
(
さんしゆ
)
の
蜂腰
(
ほうえう
)
に
綴
(
つゞ
)
ること
爾
(
しか
)
り。
養生心得草
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
かヽる
人々
(
ひと/″\
)
の
瞋恚
(
しんい
)
のほむらが
火柱
(
ひばしら
)
などヽ
立昇
(
たちのぼ
)
つて
罪
(
つみ
)
もない
世上
(
せじやう
)
をおどろかすなるべし。
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
是
(
こ
)
ればかりはと
子細
(
しさい
)
もなく、
千扁一律
(
せんべんいちりつ
)
いやいやを
徹
(
とほ
)
して、はては
世上
(
せじやう
)
に
忌
(
いま
)
はしき
名
(
な
)
を
謠
(
うた
)
はれながら、
狹
(
せま
)
き
乙名
(
をとめ
)
の
氣
(
き
)
にもかけず、
更
(
ふ
)
けゆく
歳
(
とし
)
を
惜
(
を
)
しみもせず、
靜
(
しづ
)
かに
月花
(
つきはな
)
をたのしんで
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
とて
下
(
した
)
を
向
(
む
)
いて
歎息
(
たんそく
)
の
聲
(
こゑ
)
を
洩
(
も
)
らすに、どうも
何
(
なん
)
とも、
私
(
わし
)
は
悉皆
(
しつかい
)
世上
(
せじやう
)
の
事
(
こと
)
に
疎
(
うと
)
しな、
母
(
はゝ
)
もあの
通
(
とほ
)
りの
何
(
なん
)
であるので、
三方
(
さんばう
)
四方
(
しはう
)
埓
(
らち
)
も
無
(
な
)
い
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
つてな、
第一
(
だいいち
)
は
此娘
(
これ
)
の
氣
(
き
)
が
狹
(
せま
)
いからではあるが
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
我は
悉皆
(
しツかい
)
世上
(
せじやう
)
の事に
疎
(
うと
)
しな、母もあの通りの何であるので、三方四方
埒
(
らち
)
も無い事に成つてな、第一は
此娘
(
これ
)
の気が狭いからではあるが、
否
(
いや
)
植村も気が狭いからで、どうもこんな事になつてしまつたで
うつせみ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
才
(
さい
)
あるは
多
(
おほ
)
し
能
(
のう
)
あるも
少
(
すく
)
なからず、
容姿
(
ようし
)
學藝
(
がくげい
)
すぐれたればとて、
大事
(
だいじ
)
の
御
(
ご
)
一
生
(
しやう
)
を
托
(
たく
)
すに
足
(
た
)
る
人
(
ひと
)
見渡
(
みわた
)
したる
世上
(
せじやう
)
に
有
(
あ
)
りや
無
(
な
)
しや
知
(
し
)
れたものならず、
幸福
(
かうふく
)
の
生涯
(
しやうがい
)
を
送
(
おく
)
り
給
(
たま
)
ふ
道
(
みち
)
、そも
何
(
なに
)
とせば
宜
(
よ
)
からんかと
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“世上”の意味
《名詞・形容動詞》
世上(せじょう)
世の中。世間。
(出典:Wiktionary)
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“世”で始まる語句
世
世界
世間
世話
世帯
世人
世辞
世嗣
世故
世子