“憂事”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うきこと50.0%
うきごと50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時頼が六尺の體によくもになひしと自らすら駭く計りなる積り/\し憂事うきことの數、我ならで外に知る人もなく、只〻戀の奴よ、心弱き者よと世上せじやうの人に歌はれん殘念さ
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
賣代うりしろなし此旅籠屋は少しの縁由ゆかりも有りけるまゝ下女に雇はれ候ふなり先頃貴方あなたの御めぐみに預るのみか取り分て下し給ひし一品はとみたる人の千金にまして忘れぬ御恩なり今夜にせまる貴方の御難儀大概たいがい御察し申たり今夜は私が何なりとお救ひ申し參らせん御安堵あれと請合うけあひながらも過さりし親の病苦びやうくや身の憂事うきこと
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ボウダの国のわが友の、思ひも寄らぬまがつみに、かゝりて今は石壁いしかべの、ひとやのうちにしばられて、われのゆゑにぞ苦しむと、聞く憂事うきごとのあぢきなき
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
さても憂事うきごとゐられの
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)