“病苦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びやうく66.7%
くるしみ16.7%
びょうく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
劇烈げきれつ病苦びやうくめにそのちからない死體したいはげつそりとひどやつれやうをしてた。卯平うへいたゞぽつさりとしてそれをた。死體したいまたきたな夜具やぐよこたへられた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
体内みうち病苦くるしみと、唆る様な素朴な烈しい恋の歌と、そして、何がなき頼りなさに心が乱れて、その沈んで行く気持を強い太鼓の響に掻乱される様に感じながら、踊りには左程の興もなく
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
望なき回復をはかるがためいたずらに病苦びょうくを長くするよりも、モルヒネなど与えて臨終りんじゅう安楽あんらくにするこそ智なるがごとくなれども、子とりて考うれば、億万中の一を僥倖ぎょうこうしても
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)