“劇烈”の読み方と例文
読み方割合
げきれつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
劇烈(げきれつ)な病苦(びやうく)の爲(た)めに其(その)力(ちから)ない死體(したい)はげつそりと酷(ひど)い窶(やつ)れやうをして居(ゐ)た。卯平(うへい)は只(たゞ)ぽつさりとしてそれを見(み)て居(ゐ)た。死體(したい)は復(また)其(そ)の穢(きたな)い夜具(やぐ)へ横(よこた)へられた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
人間は自分の一生のことを全部憶(おも)い出すとか、肉体は死んでも脳髄(のうずい)は数秒間生きていて劇烈(げきれつ)な苦痛を味わっているとか、死んだこともない人間によって作られた伝説は、果して本当であろうか。
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
劇烈(げきれつ)な三面記事を、写真版にして引き伸ばしたような小説を、のべつに五六冊読んだら、全く厭(いや)になった。飯を食っていても、生活難が飯といっしょに胃(い)の腑(ふ)まで押し寄せて来そうでならない。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)