“脳髄”のいろいろな読み方と例文
旧字:腦髓
読み方割合
のうずい89.3%
あたま3.6%
なうずゐ3.6%
のうみそ3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これすなわち僕の若返りの工夫くふうである。要するに脳髄のうずいのうちに折々大掃除おおそうじを行って、すすごみあくたえだ等をみな払うことをしたい。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
脳髄あたまの働きだということになっているが、その脳髄の働きというのは、じつはやはり電気の作用なのだ。
人造人間エフ氏 (新字新仮名) / 海野十三(著)
僕は憂鬱になり出すと、僕の脳髄なうずゐひだごとにしらみがたかつてゐるやうな気がして来るのです。
囈語 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
毛の付いた皮肌かわ饂飩うどんのような脳髄のうみそ、人参みたいな肉の片などがそこら中に飛び散って、元結もとゆいで巻いた髷の根が屍骸の手の先に転がっていたりした。