“脳溢血”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のういっけつ92.6%
なういつけつ7.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから半年後に、父は(脳溢血のういっけつのため)ペテルブルグでくなった。母やわたしを連れて、そこへ引移ったばかりのところだった。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
ただね、軽い脳溢血のういっけつの気味があるようだとか、それから、脈がどうだとか、こうだとか、何だかいろいろ言っていたけど忘れちゃったわ。
冬の花火 (新字新仮名) / 太宰治(著)
のみならず「橋本」へ来たことさへあるかないかわからない位である。が、五代目菊五郎きくごろうの最初の脳溢血なういつけつを起したのは確かこの「橋本」の二階だつたであらう。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
『死』よ、いつでもおいでなされて下さい……脳溢血なういつけつでも心臓麻痺でもおいでなされませ……といふ気持になつた。さて、それでは告別式の弔詞を一つ……模擬告別式……。
老残 (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)