“のういっけつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
脳溢血100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同仁どうじん病院長山井博士の説によれば、忍野氏は昨夏脳溢血のういっけつわずらい、三日間人事不省じんじふせいなりしより、爾来じらい多少精神に異常を呈せるものならんと言う。
馬の脚 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ここ一年とちょっとのうちに、元子は二人ものきょうだいを、失っていた。姉の方はながいわずらいののち、そして弟はあっというまの脳溢血のういっけつだった。
日めくり (新字新仮名) / 壺井栄(著)
加世子はその一月の二日に脳溢血のういっけつたおれたのだったが、その前の年の秋に、一度、健康そうにふとった葉子が久しぶりにひょっこり姿を現わした。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)