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『日めくり』
ふりがな文庫
『
日めくり
(
ひめくり
)
』
しんどい。 火のない掘ごたつに向いあったまま、老夫婦はだまりこんでいた。思いは一つなのだが、今はそれを口に出して云いあう気力もない。ほかにだれがいるというわけでもないのだから、今こそ、ぶちまけた相談をしてもよい筈なのだし、しなければならない …
著者
壺井栄
初出
「群像」1963(昭和38)年11月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約35分(500文字/分)
朗読目安時間
約57分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
籠
(
かご
)
抱
(
かか
)
湯呑
(
ゆの
)
往
(
ゆ
)
交
(
かわ
)
仇
(
かたき
)
兎
(
うさぎ
)
抽出
(
ひきだ
)
経
(
た
)
腎臓
(
じんぞう
)
筈
(
はず
)
眺
(
なが
)
眉毛
(
まゆげ
)
白髪
(
しらが
)
癌
(
がん
)
痩
(
や
)
瓶
(
びん
)
犀星
(
さいせい
)
滅入
(
めい
)
羨
(
うらや
)
脚気
(
かっけ
)
注
(
つ
)
膝
(
ひざ
)
蘭
(
らん
)
蛙
(
かえる
)
蜂蜜
(
はちみつ
)
袖口
(
そでぐち
)
貘
(
ばく
)
財布
(
さいふ
)
貼
(
は
)
辛
(
つら
)
鍋
(
なべ
)
隅
(
すみ
)
頬杖
(
ほおづえ
)
馴
(
な
)
土産
(
みやげ
)
上手
(
じょうず
)
下手
(
へた
)
下駄
(
げた
)
中
(
うち
)
僅
(
わず
)
利
(
き
)
匙
(
さじ
)
反
(
そ
)
口惜
(
くや
)
叱
(
しか
)
喘
(
あえ
)
嗚咽
(
おえつ
)
噂
(
うわさ
)
渦
(
うず
)
小脇
(
こわき
)
尻馬
(
しりうま
)
嵐
(
あらし
)
急須
(
きゅうす
)
恰好
(
かっこう
)
患
(
わずら
)
揃
(
そろ
)
敗
(
ま
)
杖
(
つえ
)
椅子
(
いす
)
一縷
(
いちる
)
海老
(
えび
)
清楚
(
せいそ
)