“瓶”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
びん52.3%
かめ37.8%
へい5.0%
がめ1.1%
ビン1.1%
つるべ0.8%
つぼ0.4%
ぺい0.4%
ほたり0.4%
みか0.4%
(他:1)0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“瓶”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語19.2%
文学 > 中国文学 > 小説 物語8.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
私は思わず手術室にはいって、その棚を見た。そこには彼の手首をアルコールけにした大きなガラスびんが置いてあった。
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
すん子嬢は向うむきになって棚の上からころがり落ちた、お白粉しろいびんをあけて、しきりに御化粧をほどこしている。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
いや、我々は炉に燃える火や畠の野菜や素焼きのかめ巌畳がんでふに出来た腰かけの中にも多少のマリアを感じるであらう。
西方の人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そこには一つのかめを横に倒した処に見覚えのあるおめし羽織はおりを着た女の腐爛ふらんした死体が横たわっていた。
藍瓶 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
姫が輕く艷なる舞は、エトルリアのへいの面なる舞者まひこに似て、その一擧一動一として畫工彫工の好粉本ならぬはなかりき。
仁斎は、床の一じくを見て云った。へいには黄菊がけてある。墨の香と菊の香とが、薫々くんくんと和していた。
床わきには蒔絵まきえ琵琶びわを飾り、金屏きんびょうの前の大がめに桜の枝を投げ入れ、馥郁ふくいくと香をくというおさまりかたなので
賈客こかく海上で大竜神に逢う、竜神汝は某国に行くかと問うに、往くと答えると、五升がめの大きさの卵一つを与え、かの国に行かば、これを大木の下に埋めよ
何だろうとそこいらを見まわしますと、そこの白壁によせかけてあったサイダーのビンに一匹のあぶが落ち込んで、ブルンブルンと狂いまわりながら、
虻のおれい (新字新仮名) / 夢野久作香倶土三鳥(著)
どのビンせんなしには置かないし、開いたガラス瓶には必ず紙のふたをして置く。
清水しみづ玉轆轤ぎよくろくろき、黄金わうごんつるべるに
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
一とつるべくみ上げて、一杯キユーツと呑んだ平次、
ひらべったいつぼひもをつけるみゝくちのついたつぼといふのがありまして
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
今はの火も、ほたりの酒も、乃至ないし寝床の桃の花も、ことごとくいまわしい腐敗のにおいに充満しているとしか思われなかった。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
からになったさらほたりは、時々けたたましい音を立てて、ゆかの上にころげ落ちた。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
神童子越えは、笠置から山つづき四、五里、みかはらの西方(現・山城国相楽郡)である。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
みかはらつかまえた皇子宗良と四条ノ何とやらいう公卿さ。これでまあ俺も、鎌倉殿の軍功帳に一ト筆書かれる身となったわえ。……ところで、きさまも何か一ト網かけた様子じゃねえか」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二階の窓際近くに席を占めた自分達は、花で飾られた低いヴァーズを前に、広々した三橋みはしの通りを見下した。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)