“藍瓶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいがめ57.1%
あゐがめ28.6%
あいびん14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはちょうど、紺屋こんや藍瓶あいがめの中へ落ちた者が、あわてふためいて瓶からい上るような形であります。かおも着物も真黒でありました。
それにころこん七日なぬかからもたねばわかないやうな藍瓶あゐがめそめられたので、いま普通ふつう反物たんもののやうなみづちないかとおもへばめるといふのではなく
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
手がとどきそうになって、岳の右の肩に、三角測量標のあるのが、分明ぶんめいに見える、眼の下に梓川の水は、藍瓶あいびんを傾むけたような大空の下に、錆ついた鉱物でも見るような緑靛りょくてん色になって
谷より峰へ峰より谷へ (新字新仮名) / 小島烏水(著)