“藍鼠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいねずみ80.0%
あゐねずみ13.3%
あいねず6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は今日初めて明るい紫紺(しこん)に金釦(きんぼたん)の上衣(うわぎ)を引っかけて見た。藍鼠(あいねずみ)の大柄のズボンの、このゴルフの服は些(いささ)かはで過ぎて市中(しちゅう)は歩かれなかった。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
鍔広(つばひろ)なる藍鼠(あゐねずみ)の中折帽(なかをれぼう)を前斜(まへのめり)に冠(かむ)れる男は、例の面(おもて)を見せざらんと為れど、かの客なり。引連れたる女は、二十歳(はたち)を二つ三つも越したる可(べ)し。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
それ故に灰色は江戸時代から深川鼠、銀鼠(ぎんねず)、藍鼠(あいねず)、漆鼠(うるしねず)、紅掛鼠(べにかけねず)など種々のニュアンスにおいて「いき」な色として貴ばれた。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)