トップ
>
藍鼠
>
あゐねずみ
ふりがな文庫
“
藍鼠
(
あゐねずみ
)” の例文
鍔広
(
つばひろ
)
なる
藍鼠
(
あゐねずみ
)
の
中折帽
(
なかをれぼう
)
を
前斜
(
まへのめり
)
に
冠
(
かむ
)
れる男は、例の
面
(
おもて
)
を見せざらんと為れど、かの客なり。引連れたる女は、
二十歳
(
はたち
)
を二つ三つも越したる
可
(
べ
)
し。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
糢糊
(
もこ
)
たる
暁色
(
げうしよく
)
の中に
藍鼠
(
あゐねずみ
)
色をした円錐
形
(
けい
)
の小さい島の姿が美しかつた。山麓に
点点
(
てんてん
)
たる白い物は雪であらうと云つて居たが、望遠鏡で望むと
人家
(
じんか
)
であつた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
藍
常用漢字
中学
部首:⾋
17画
鼠
漢検準1級
部首:⿏
13画
“藍鼠”で始まる語句
藍鼠色
藍鼠金入繻珍