“藍染”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいぞめ58.3%
あゐぞめ25.0%
あいそめ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甲斐は好きな藍染あいぞめの木綿の単衣ひとえに、白葛布くずふはかまをはき、短刀だけ差して、邸内の隠居所にいる母のところへ、挨拶にいった。
平次は四方あたりを氣にしながら、そつと、それだけのことを言ふのです。道は千駄木から藍染あゐぞめ川に沿つて、水戸樣のお下屋敷の裏へ出るところ、木立が濃くなつて、遠く不忍の加賀樣の屋根が見られます。
千駄木の坂下から藍染あいそめ川を渡って、笠森稲荷を横に見ながら、新幡随院のあたりへ来かかると、ここらも寺の多いところで、町屋まちやは門前町に過ぎなかった。
半七捕物帳:58 菊人形の昔 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)