“藍染橋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あゐそめばし33.3%
あいそめばし33.3%
あいぞめばし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大正十五年の正月十日、僕はやはりタクシイに乗り、本郷ほんがう通りを一高の横から藍染橋あゐそめばしくだらうとしてゐた。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
二人は又狭い横町を抜けて、幅の広い寂しい通を横切って、純一の一度渡った、小川に掛けた生木なまきの橋を渡って、千駄木下せんだぎしたの大通に出た。菊見に行くらしい車が、大分続いて藍染橋あいそめばしの方から来る。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
僕は古賀の跡に附いて、始て藍染橋あいぞめばしを渡った。古賀は西側の小さい家に這入って、店の者と話をする。僕は閾際しきいぎわに立っている。この家は引手茶屋である。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)