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閾際
ふりがな文庫
“閾際”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しきいぎわ
80.0%
しきゐぎは
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しきいぎわ
(逆引き)
お銀が一畳ばかり離れて、玄関の
閾際
(
しきいぎわ
)
に、足を崩して坐っていた。意味を読もうとするような笹村の目が、ちろりと女の顔に落ちた。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
と、直ぐ
閾際
(
しきいぎわ
)
に
膝
(
ひざ
)
を
衝
(
つ
)
いてライカを向けた。そしてつづけざまに、前から、後から、右から、左から、等々五六枚シャッターを切った。
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
閾際(しきいぎわ)の例文をもっと
(24作品)
見る
しきゐぎは
(逆引き)
自分
(
じぶん
)
の
蒲團
(
ふとん
)
の
側
(
そば
)
まで
射
(
さ
)
し
込
(
こ
)
む
日
(
ひ
)
に
誘
(
さそ
)
ひ
出
(
だ
)
されたやうに、
雨戸
(
あまど
)
の
閾際
(
しきゐぎは
)
まで
出
(
で
)
て
與吉
(
よきち
)
を
抱
(
だ
)
いては
倒
(
たふ
)
して
見
(
み
)
たり、
擽
(
くすぐ
)
つて
見
(
み
)
たりして
騷
(
さわ
)
がした。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
かう言つて母親が
閾際
(
しきゐぎは
)
に額を押しつけると、延宝も
小便
(
しゝ
)
に濡れた太守の着附のまゝで叮嚀に栗のやうな小さな頭を下げた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
閾際(しきゐぎは)の例文をもっと
(6作品)
見る
閾
漢検1級
部首:⾨
16画
際
常用漢字
小5
部首:⾩
14画
“閾”で始まる語句
閾
閾越
閾口
閾上
閾内
閾外
“閾際”のふりがなが多い著者
三上於菟吉
谷崎潤一郎
平出修
モーリス・ルヴェル
薄田泣菫
吉川英治
森鴎外
徳田秋声
長塚節
室生犀星