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閾
ふりがな文庫
“閾”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しきい
77.3%
しきゐ
16.2%
しきみ
4.8%
シキミ
1.3%
ゐき
0.4%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しきい
(逆引き)
閾
(
しきい
)
のきしむ雨戸をこじ明けて、
水口
(
みずくち
)
から踏み込むと、半七は先ず第一の
獲物
(
えもの
)
を発見した。それは野暮な赤い櫛で、土間に落ちていた。
半七捕物帳:60 青山の仇討
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
閾(しきい)の例文をもっと
(50作品+)
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しきゐ
(逆引き)
その時、呼び笛の声が高く響き、もう一人の男が闇から現はれて、その
閾
(
しきゐ
)
に足をかけた。裕佐は繩を持つてゐるその右の手頸を掴んだ。
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死
(新字旧仮名)
/
長与善郎
(著)
閾(しきゐ)の例文をもっと
(37作品)
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しきみ
(逆引き)
それに近い感情はこの頃いつも彼女が意識の
閾
(
しきみ
)
の下に漠然と感じつづけていたものだったが、菜穂子はあの孤独そうな明を見てから
菜穂子
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
閾(しきみ)の例文をもっと
(11作品)
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▼ すべて表示
シキミ
(逆引き)
姫は、大門の
閾
(
シキミ
)
を越えながら、
童女殿上
(
ワラハメテンジヤウ
)
の昔の
畏
(
カシコ
)
さを、追想して居たのである。長い
甃道
(
イシキミチ
)
を踏んで、中門に屆く間にも、誰一人出あふ者がなかつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
閾(シキミ)の例文をもっと
(3作品)
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ゐき
(逆引き)
或ものは意識
閾
(
ゐき
)
下に
壓
(
お
)
しつけられて、ただ不安な心持だけになつてゐる。
少年の死
(旧字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
閾(ゐき)の例文をもっと
(1作品)
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閾
漢検1級
部首:⾨
16画
“閾”を含む語句
閾際
閾越
閾口
識閾
戸閾
窓閾
門閾
閾上
閾内
閾外
“閾”のふりがなが多い著者
吉川英治
谷崎潤一郎
有島武郎
徳田秋声
中里介山
樋口一葉
アントン・チェーホフ
薄田泣菫
森鴎外
久生十蘭