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閾
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シキミ
ふりがな文庫
“
閾
(
シキミ
)” の例文
姫は、大門の
閾
(
シキミ
)
を越えながら、
童女殿上
(
ワラハメテンジヤウ
)
の昔の
畏
(
カシコ
)
さを、追想して居たのである。長い
甃道
(
イシキミチ
)
を踏んで、中門に屆く間にも、誰一人出あふ者がなかつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
姫は、大門の
閾
(
シキミ
)
を越えながら、
童女殿上
(
ワラハメテンジヤウ
)
の昔の
畏
(
カシコ
)
さを、追想して居たのである。長い
甃道
(
イシキミチ
)
を踏んで、中門に屆く間にも、誰一人出あふ者がなかつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
姫は、大門の
閾
(
シキミ
)
を越えながら、
童女
(
ワラハメ
)
殿上
(
テンジヤウ
)
の昔の
畏
(
カシコ
)
さを、追想して居たのである。長い
甃道
(
イシキミチ
)
を踏んで、中門に届く間にも、誰一人出あふ者がなかつた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
浄域を
穢
(
ケガ
)
した物忌みにこもつてゐる身、と言ふことを忘れさせぬものが、其でも心の隅にあつたのであらう。門の
閾
(
シキミ
)
から、伸び上るやうにして、山の
際
(
ハ
)
の空を見入つて居た。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
閾
漢検1級
部首:⾨
16画
“閾”を含む語句
閾際
閾越
閾口
識閾
戸閾
窓閾
門閾
閾上
閾内
閾外