“甃道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
イシキミチ60.0%
いしきみち20.0%
いしだたみみち20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姫は、大門のシキミを越えながら、童女殿上ワラハメテンジヤウの昔のカシコさを、追想して居たのである。長い甃道イシキミチを踏んで、中門に屆く間にも、誰一人出あふ者がなかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
姫は、大門のしきみを越えながら、童女殿上の昔のかしこさを、追想して居たのである。長い甃道いしきみちを踏んで、中門に届く間にも、誰一人出あう者がなかった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
雨あがりだから、おっとりした関西風の町並、名物の甃道いしだたみみちは殊更歩くに快い。
長崎の一瞥 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)