“獲物”の読み方と例文
読み方割合
えもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで信田しのだもりへ大ぜい家来けらいれて狐狩きつねがりにたのでした。けれども運悪うんわるく、一にちもりの中をまわっても一ぴき獲物えものもありません。
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
しきいのきしむ雨戸をこじ明けて、水口みずくちから踏み込むと、半七は先ず第一の獲物えものを発見した。それは野暮な赤い櫛で、土間に落ちていた。
半七捕物帳:60 青山の仇討 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
されどわが量るところ違はずば、ディーテに課して第一のひとやに大いなる獲物えものをえし者の來れる時より少しく前の事なりき 三七—三九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)