“運悪”の読み方と例文
旧字:運惡
読み方割合
うんわる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで信田しのだもりへ大ぜい家来けらいれて狐狩きつねがりにたのでした。けれども運悪うんわるく、一にちもりの中をまわっても一ぴき獲物えものもありません。
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
元来汽車のうちで読む了見もないものを、大きな行李に入れそくなつたから、片付かたづける序に提革鞄さげかばんの底へ、ほかの二三冊と一所に放り込んで置いたのが、運悪うんわるく当選したのである。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)