“運慶”の読み方と例文
読み方割合
うんけい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その芸術の優秀なことに於て前後を睥睨へいげいしているのと、案内人が遠慮会釈もなく、「これが有名な東大寺大仏殿の仁王、右が運慶うんけい、左が湛慶たんけい——」
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
こいつは驚くでしょう。誰がなんと言ったって、運慶うんけいとか湛慶たんけいとかの作といわれるあらたかな不動明王様が、金貸を
銭形平次捕物控:130 仏敵 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
運慶うんけい護国寺ごこくじの山門で仁王におうを刻んでいると云う評判だから、散歩ながら行って見ると、自分より先にもう大勢集まって、しきりに下馬評げばひょうをやっていた。
夢十夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)