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『夢十夜』
ふりがな文庫
『
夢十夜
(
ゆめじゅうや
)
』
こんな夢を見た。 腕組をして枕元に坐っていると、仰向に寝た女が、静かな声でもう死にますと云う。女は長い髪を枕に敷いて、輪郭の柔らかな瓜実顔をその中に横たえている。真白な頬の底に温かい血の色がほどよく差して、唇の色は無論赤い。とうてい死にそう …
著者
夏目漱石
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約33分(500文字/分)
朗読目安時間
約54分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
斜
(
は
)
睜
(
みはっ
)
照
(
うつ
)
盛
(
い
)
開
(
ぴら
)
下
(
おろ
)
伝
(
づた
)
退
(
さ
)
端
(
ぱし
)
私
(
わっし
)
危険
(
あぶねえ
)
直
(
なお
)
後
(
うし
)
埋
(
うま
)
捩
(
ひね
)
捕
(
つら
)
上
(
あ
)
打遣
(
うっち
)
絶壁
(
きりぎし
)
寒
(
さ
)
頬
(
ほっ
)
潤
(
うるおい
)
斜
(
なな
)
製
(
こし
)
心地
(
ごこち
)
徹
(
こた
)
弁
(
はなびら
)
仰向
(
あおむき
)
何
(
な
)
健
(
けん
)
傍
(
はた
)
地面
(
じびた
)
浸
(
つか
)
焦
(
あせ
)
籠
(
かご
)
揺
(
ゆら
)
明
(
あきら
)
掌
(
たなごころ
)
捲
(
めく
)
暴
(
あ
)
拵
(
こし
)
抛
(
な
)
我
(
わ
)
思
(
おもい
)
覚
(
さ
)
後
(
うしろ
)
負
(
おぶ
)
極
(
きわ
)
楽
(
らく
)
尽
(
つ
)
追
(
つ
)
鋭
(
する
)
向
(
むこう
)
無
(
む
)
煙
(
けぶり
)
降
(
お
)
眼障
(
めざわり
)
一寸
(
いっすん
)
願
(
がん
)
破片
(
かけ
)
眉
(
まみえ
)
香
(
におい
)
真向
(
まとも
)
鮮
(
あざやか
)
傾
(
かたぶ
)
上
(
あが
)
縮
(
ちぢ
)
顔
(
がお
)
巨巌
(
おおいわ
)
今日
(
きょう
)
足
(
た
)
綯
(
よ
)
引替
(
ひきかえ
)
弾
(
はじ
)
刻
(
とき
)
往来
(
おうらい
)
角
(
かど
)
生擒
(
いけどり
)
締
(
しま
)
心
(
しん
)
怖
(
こわ
)
眉毛
(
まみえ
)
柔
(
やわ
)
袖無
(
そでな
)
悲
(
かなし
)
懸
(
かか
)
下
(
くだ
)
一心
(
いっしん
)
七日
(
なのか
)
一間
(
いっけん
)
鶏
(
にわとり
)
接続
(
つなが
)
易
(
か
)
色沢
(
つや
)
斑入
(
ふいり
)
敗北
(
まけ
)
放
(
ほう
)
脱
(
と
)
擲
(
なぐ
)
摺
(
ず
)