“挂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
75.0%
かか10.0%
かけ5.0%
かゝ5.0%
カヽ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御盃台は柳箱やないばこ、松を著け、松に鬚籠ひげこく。夜戌の半刻頃御退出にて、亥刻前施薬院を御立ち、伯元等と亥刻に旅宿へ帰る。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
それが高い帆柱の真上まで来てしばらくかかっているかと思うと、いつの間にか大きな船を追い越して、先へ行ってしまう。
夢十夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
衣冠何須挂神武 衣冠いかんなんもちい神武しんぶかけることを
礫川徜徉記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
桂樹けいじゆかゝ
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
譬へば「筑波のヤマに黒雲カヽ衣袖漬コロモデヒタチの国」といふ風俗の諺(常陸風土記)、其ひたちの国だけは始中終新しくなつてゆくけれども、「筑波の岳に黒雲挂り衣袖漬」は固定してゐる詞句である。
古代中世言語論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)