“岳”のいろいろな読み方と例文
旧字:嶽
読み方割合
たけ74.4%
だけ15.9%
をか3.7%
おか2.4%
がく2.4%
ヤマ1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姥捨(うばすて)と冠(かんむり)ヶ岳(たけ)を右のほうに見ながら善光寺平(だいら)を千曲川に沿って、二里ばかり上(かみ)へ遡(のぼ)ると、山と山の間、すべてひろい河原地へ出る。
銀河まつり (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大天井(だいてんじょう)ヶ岳(だけ)を越えてからは若干(いくら)か道は平易(ゆる)くなったがやがて槍ヶ岳へかかると共ににわかに一層険しくなり、女子供は行き悩んだが
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
この歌(うた)は、持統天皇(じとうてんのう)のお伴(とも)をして、雷(いかづち)の岳(をか)——また、神岳(かみをか)ともいふ——へ行幸(ぎようこう)なされた時(とき)に、人麿(ひとまろ)が奉(たてまつ)つたものなのです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
道には見覚え等もあれば、前に三島にてもあるべしと見極めしところの岳(おか)へは、昼時分に至りぬ。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
四山(ざん)六岳(がく)のお社廟(やしろ)を彼方に、泰山街道はもうえんえんと蟻(あり)のような参拝者の流れだった。多くは相撲の噂でもちきりである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
譬へば「筑波の岳(ヤマ)に黒雲挂(カヽ)り衣袖漬(コロモデヒタチ)の国」といふ風俗の諺(常陸風土記)、其ひたちの国だけは始中終新しくなつてゆくけれども、「筑波の岳に黒雲挂り衣袖漬」は固定してゐる詞句である。
古代中世言語論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)