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岳
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たけ
ふりがな文庫
“
岳
(
たけ
)” の例文
旧字:
嶽
姥捨
(
うばすて
)
と
冠
(
かんむり
)
ヶ
岳
(
たけ
)
を右のほうに見ながら善光寺
平
(
だいら
)
を千曲川に沿って、二里ばかり
上
(
かみ
)
へ
遡
(
のぼ
)
ると、山と山の間、すべてひろい河原地へ出る。
銀河まつり
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
又
駒
(
こま
)
が
岳
(
たけ
)
の
麓
(
ふもと
)
大湯村と
橡尾
(
とちを
)
村の間を流るゝ
渓
(
たに
)
川を
佐奈志
(
さなし
)
川といふ、ひとゝせ
渇水
(
かつすゐ
)
せし頃水中に一
点
(
てん
)
の光あり、螢の水にあるが如し。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「十津川を
脱
(
ぬ
)
けて、あの
釈迦
(
しゃか
)
ヶ
岳
(
たけ
)
の裏手から
間道
(
かんどう
)
を通り、吉野川の上流にあたる和田村というに泊ったのが十九日の夜であった」
大菩薩峠:05 龍神の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
僕は前に穂高山はもちろん、
槍
(
やり
)
ヶ
岳
(
たけ
)
にも登っていましたから、朝霧の
下
(
お
)
りた梓川の谷を案内者もつれずに登ってゆきました。
河童
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
宿屋の番頭はこれから三里の山道をば
温泉
(
うんぜん
)
ヶ
岳
(
たけ
)
の温泉へ行かれてはと云つてくれたが、自分は馬か
駕籠
(
かご
)
しか通はぬといふ
山道
(
やまみち
)
の疲労を恐れて
海洋の旅
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
間
(
あい
)
の
岳
(
たけ
)
は大断崖を隔てて北に聳えている、北岳はここからは見えない、峻急な山頂の岩壁を峰伝いに北に向けて直下する。
白峰山脈縦断記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
火に燃ゆる
桜島
(
さくらじま
)
を後にし、右手に
開聞
(
かいもん
)
ヶ
岳
(
たけ
)
の美しい姿が眼に入りますと、船は早くも広々とした
海原
(
うなばら
)
に指しかかります。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
十人ぐらいでやる時は一番
愉快
(
ゆかい
)
だよ。甲州ではじめた時なんかね。はじめ僕が
八
(
やつ
)
ヶ
岳
(
たけ
)
の
麓
(
ふもと
)
の野原でやすんでたろう。
風野又三郎
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
恰
(
あたか
)
も彼七本
槍
(
やり
)
を以て有名なる
賤
(
しづ
)
が
岳
(
たけ
)
山下余吾湖を
見
(
み
)
るに
似
(
に
)
たり、
陶然
(
とうぜん
)
として
身
(
み
)
は故山の
旧盧
(
きうろ
)
にあるが如く、
恍
(
こう
)
として他郷の深山麋熊の林中にあるを
忘
(
わす
)
る
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
駒
(
こま
)
ヶ
岳
(
たけ
)
をめぐる未開墾の火山灰地帯と大沼の風光をつきぬけて、噴火湾岸の森からオシャマンベまで、さしむき
熱海
(
あたみ
)
から藤沢までの天地自然の夕まぐれを
望郷:――北海道初行脚――
(新字新仮名)
/
服部之総
(著)
仰
(
あお
)
いで空を見ようともしない、この時に限らず、
賤
(
しず
)
ヶ
岳
(
たけ
)
が、といって、古戦場を指した時も、
琵琶湖
(
びわこ
)
の風景を語った時も、旅僧はただ頷いたばかりである。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
たまたまきこりに
会
(
あ
)
えば
道
(
みち
)
を
聞
(
き
)
き
聞
(
き
)
き、
鬼
(
おに
)
の
岩屋
(
いわや
)
のあるという
千丈
(
せんじょう
)
ガ
岳
(
たけ
)
を
一
(
ひと
)
すじに
目
(
め
)
ざして、
谷
(
たに
)
をわたり、
峰
(
みね
)
を
伝
(
つた
)
わって、
奥
(
おく
)
へ
奥
(
おく
)
へとたどって行きました。
大江山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
織田家の宿将たる柴田勝家や滝川
一益
(
かずます
)
は、心中甚だ平かでない。やがて勝家は、
賤
(
しづ
)
ヶ
岳
(
たけ
)
で秀吉と戦つたが惨敗し、越前の
北庄
(
きたのしやう
)
の本城に逃げこみ、遂に滅亡した。
二千六百年史抄
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
で私共の坐って居る所からガラス
障子
(
しょうじ
)
を隔てて南を望みますと、月ノ峰、
龍樹
(
りゅうじゅ
)
ヶ
岳
(
たけ
)
等の諸山高く
聳
(
そび
)
えて呼べばまさに
応
(
こた
)
えんとする
風情
(
ふぜい
)
は
佳
(
よ
)
い眺めでございます。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
由槻
(
ゆつき
)
が
岳
(
たけ
)
は巻向山の高い一峰だというのが大体間違ない。一首の意は、痛足河に河浪が強く立っている。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
そこで
小諸
(
こもろ
)
在
(
ざい
)
の
小原
(
こはら
)
というところにかわれている牛は、ご主人の牛乳屋さんに連れられ、牛小屋を出て、
烏帽子
(
えぼし
)
が
岳
(
たけ
)
のふもとにある牧場をさして骨休めに出かけました。
力餅
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
阪本天山翁、宝暦六年の『
木曾
(
きそ
)
駒
(
こま
)
ヶ
岳
(
たけ
)
後一覧記
(
のちのいちらんき
)
』に、
前岳
(
まえだけ
)
の五六分目、はい松の中に一夜を明す。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「加賀の白山十二峰の一つ
瑠璃
(
るり
)
ヶ
岳
(
たけ
)
の谷深く一本立てる大楠の木こそ彼の本身でござります」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
それから佐野の舟橋を過ぎ信濃へ入ったところ、火を
有
(
も
)
つ浅間の山の煙は
濛々
(
もうもう
)
漠々として天を焦して居る。そこで「信濃なる浅間の
岳
(
たけ
)
は何を思ふ」と詠み掛けたりなぞしている。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
次に Koma(
駒
(
こま
)
が
岳
(
たけ
)
), Kaimon, Kume(
久米島
(
くめしま
)
), Kimpu(Kibô), Kampu, Kombu, Kamui を取れば m = 7 である。
火山の名について
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
小屋の持主の老婆、手傳ひに來た中年の女と其の娘が火を燃しては私達に馳走するとて小鳥を燒いて呉れる。見晴らしは女貌から男體迄の主なる部分と、
温泉
(
ゆぜん
)
が
岳
(
たけ
)
の附近が見える。
黒岩山を探る
(旧字旧仮名)
/
沼井鉄太郎
(著)
琵琶湖の水を前に
如意
(
にょい
)
ヶ
岳
(
たけ
)
を背にした閑寂なところで、「
采釣亭
(
さいちょうてい
)
」となづける屋敷構えも広かったから、同志の会合にもうってつけだし、幕吏の追捕をのがれる者にはいい隠れ場所だった。
日本婦道記:尾花川
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「あの
峰
(
みね
)
が、
不動
(
ふどう
)
が
岳
(
たけ
)
というので、いままでに、あのいただきへ、
上
(
のぼ
)
りきったものは、
何人
(
なんにん
)
もないとの
話
(
はなし
)
だ。」と、おじさんは、
勇吉
(
ゆうきち
)
とならんで
立
(
た
)
ちながら、
山
(
やま
)
のほうを
見
(
み
)
て、
説明
(
せつめい
)
しました。
雲のわくころ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
白馬——
唐松
(
からまつ
)
——五龍——
鹿島槍
(
かしまやり
)
——
針
(
はり
)
ノ
木
(
き
)
——
蓮華
(
れんげ
)
——
烏帽子
(
えぼし
)
——
野口
(
のぐち
)
五郎——
三俣蓮華
(
みつまたれんげ
)
——
黒部
(
くろべ
)
五郎——
上
(
かみ
)
ノ
岳
(
たけ
)
——
楽師
(
やくし
)
——鷲岳——
雄山
(
おやま
)
——
大汝
(
おおなんじ
)
——
別山
(
べっさん
)
——剣……といったような計画を
可愛い山
(新字新仮名)
/
石川欣一
(著)
「
開聞
(
かいもん
)
ヶ
岳
(
たけ
)
も此処から見える筈ですが……」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「やあ、
八
(
やつ
)
が
岳
(
たけ
)
だ。やつがたけだ。」
八十八夜
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
御嶽
(
おんたけ
)
乗鞍
(
のりくら
)
駒
(
こま
)
ヶ
岳
(
たけ
)
県歌 信濃の国
(新字新仮名)
/
浅井洌
(著)
又
駒
(
こま
)
が
岳
(
たけ
)
の
麓
(
ふもと
)
大湯村と
橡尾
(
とちを
)
村の間を流るゝ
渓
(
たに
)
川を
佐奈志
(
さなし
)
川といふ、ひとゝせ
渇水
(
かつすゐ
)
せし頃水中に一
点
(
てん
)
の光あり、螢の水にあるが如し。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
仰向けに寝ながら毎日見ていた
鷲
(
わし
)
ヶ
岳
(
たけ
)
である。彼は何となくこの山を見ると闘志を感じるのだった。征服慾を駆り立てられるのであった。
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
お雪は、竜之助が棒の如く立って、
凝視
(
ぎょうし
)
している、その越中の
剣
(
つるぎ
)
ヶ
岳
(
たけ
)
の半面に向って、同じように、凝視の眼を立てました。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
そのまた
円
(
まる
)
い天窓の外には松や
檜
(
ひのき
)
が枝を張った向こうに大空が青あおと晴れ渡っています。いや、大きい
鏃
(
やじり
)
に似た
槍
(
やり
)
ヶ
岳
(
たけ
)
の峯もそびえています。
河童
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
丁度、白峰山脈からいえば、農鳥山の支峰の下で、河原から、赤石山脈の
間
(
あい
)
の
岳
(
たけ
)
とは、
真面
(
まとも
)
に向き合っている。
白峰山脈縦断記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
なから舞いたりしに、
御輿
(
みこし
)
の
岳
(
たけ
)
、
愛宕山
(
あたごやま
)
の
方
(
かた
)
より黒雲にわかに
出来
(
いでき
)
て、
洛中
(
らくちゅう
)
にかかると見えければ、——
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
岩代の
燧岳
(
ひうちたけ
)
、越後の
駒
(
こま
)
が
岳
(
たけ
)
、八海山等皆
巍然
(
ぎぜん
)
として天に
朝
(
てう
)
し、利根水源たる大刀根岳は之と相
拮抗
(
きつこう
)
して其高きを
争
(
あらさ
)
ふ、越後岩代の地方に於ては
决
(
けつ
)
して
雪
(
ゆき
)
を見ざるに
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
あしひきの
山河
(
やまがは
)
の
瀬
(
せ
)
の
響
(
な
)
るなべに
弓月
(
ゆつき
)
が
岳
(
たけ
)
に
雲
(
くも
)
立
(
た
)
ち
渡
(
わた
)
る 〔巻七・一〇八八〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
歴史好きな人なれば、川中島の古戦場でこの国を
偲
(
しの
)
ぶでしょう。近頃の若い人たちには
飛騨
(
ひだ
)
山脈、
木曾
(
きそ
)
山脈、赤石山脈、
八
(
やつ
)
ヶ
岳
(
たけ
)
山脈などの名で親しまれているかも知れません。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
音にきゝたる
児
(
ちご
)
が
岳
(
たけ
)
とは今白雲に蝕まれ居る
峨〻
(
がゞ
)
と聳えし
彼
(
あの
)
峯ならめ、さては此あたりにこそ
御墓
(
みしるし
)
はあるべけれと、ひそかに心を配る折しも、見る/\
千仭
(
せんじん
)
の谷底より霧漠〻と湧き上り
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
南牧
(
みなみまき
)
、
北牧
(
きたまき
)
、
相木
(
あいき
)
などの村々がちらばっていまして、
金峯山
(
きんぷさん
)
、
国師
(
こくし
)
が
岳
(
たけ
)
、
甲武信
(
こぶし
)
が
岳
(
たけ
)
、
三国山
(
みくにやま
)
の高くそびえたかたちを望むこともでき、また、甲州にまたがった
八
(
や
)
つが
岳
(
たけ
)
の山つづきには
力餅
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
龍樹
(
りゅうじゅ
)
ヶ
岳
(
たけ
)
に登る ことを許された。龍樹ヶ岳の光景は詳しく言う必要はない。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
それから三
人
(
にん
)
のおじいさんは
先
(
さき
)
に
立
(
た
)
って、
千丈
(
せんじょう
)
ガ
岳
(
たけ
)
を
上
(
のぼ
)
って行きました。
大江山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
『おもろ草紙』の中にはこの三つの名は見えぬようだが、国のオトヂヤという言葉はあり、またワカイキョがありワライキョというのもあって、そのワライキョは二、三の地の
岳
(
たけ
)
の神でもあった。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
近郷
(
きんごう
)
の者すら何もしらないまに、六波羅の兵が三、四百人も
桟敷
(
さじき
)
ヶ
岳
(
たけ
)
や雲ヶ畑から入りこんで、僧正ヶ谷をつつんだのである。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
何処
(
どこ
)
の山から来た木の葉か?——
今日
(
けふ
)
の夕刊に出てゐたのでは、
木曾
(
きそ
)
のおん
岳
(
たけ
)
の初雪も例年よりずつと早かつたらしい。
わが散文詩
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「ここが有名な
白馬
(
はくば
)
ヶ
岳
(
たけ
)
のお花畑でございます、まあ、この美しいとも何とも言いようのない花の色をごらんなさい」
大菩薩峠:27 鈴慕の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
(
然
(
さ
)
やうぢやな。)といつたばかりで
別
(
べつ
)
に
気
(
き
)
に
留
(
と
)
めず、
仰
(
あふ
)
いで
空
(
そら
)
を
見
(
み
)
やうともしない、
此時
(
このとき
)
に
限
(
かぎ
)
らず、
賤
(
しづ
)
ヶ
岳
(
たけ
)
が、といつて
古戦場
(
こせんぢやう
)
を
指
(
さ
)
した
時
(
とき
)
も、
琵琶湖
(
びはこ
)
の
風景
(
ふうけい
)
を
語
(
かた
)
つた
時
(
とき
)
も
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
痛足河
(
あなしがは
)
河浪
(
かはなみ
)
立
(
た
)
ちぬ
巻目
(
まきむく
)
の
由槻
(
ゆつき
)
が
岳
(
たけ
)
に
雲居
(
くもゐ
)
立
(
た
)
てるらし 〔巻七・一〇八七〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
間
(
あい
)
の
岳
(
たけ
)
は白銀の
条
(
すじ
)
を入れている、間の岳は、登って見て解ったのであるが、全山裸出の懸崖と、絶壁とより成り、その上に一髪の山稜が北へと走っているので、焼刃の乱れたように
雪の白峰
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
臼田に
稲荷山
(
いなりやま
)
公園というところがあって、公園前の橋のたもとあたりから望んだ千曲川のながめは実にいい。あれから八つが
岳
(
たけ
)
山脈のふもとへかけて、南佐久の谷が目の前にひらけています。
力餅
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
盖
(
けだし
)
北越奇談
(
ほくゑつきだん
)
に
会津
(
あひづ
)
に
隣
(
とな
)
る
駒
(
こま
)
が
岳
(
たけ
)
の
深谷
(
しんこく
)
に入ること三里にして
化石渓
(
くわせきたに
)
と名付る処あり、
虫羽
(
ちゆうう
)
草木といへども
渓
(
たに
)
に入りて一年を
歴
(
ふ
)
ればみな化して石となる。
其
(
その
)
川甚
苦寒
(
くかん
)
にして夏も
渉
(
わたる
)
べからざるが如し。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
見るとそれは秘命をおびて、
伊那丸
(
いなまる
)
の本陣
雨
(
あま
)
ヶ
岳
(
たけ
)
をでた
奔馬
(
ほんば
)
「
項羽
(
こうう
)
」。——上なる人はいうまでもなく、
白衣
(
びゃくえ
)
の
木隠龍太郎
(
こがくれりゅうたろう
)
だ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
岳
常用漢字
中学
部首:⼭
8画
“岳”を含む語句
御岳
岳樺
岳父
大岳
峻岳
高岳
山岳
御岳山
甲武信岳
ヶ岳
富岳
燧岳
乗鞍岳
御岳詣
熊岳城
徐六岳
大岳山
岳州
鉄岳
福慈岳
...