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由槻
ふりがな文庫
“由槻”の読み方と例文
読み方
割合
ゆつき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆつき
(逆引き)
由槻
(
ゆつき
)
が
岳
(
たけ
)
は巻向山の高い一峰だというのが大体間違ない。一首の意は、痛足河に河浪が強く立っている。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
痛足河
(
あなしがは
)
河浪
(
かはなみ
)
立
(
た
)
ちぬ
巻目
(
まきむく
)
の
由槻
(
ゆつき
)
が
岳
(
たけ
)
に
雲居
(
くもゐ
)
立
(
た
)
てるらし 〔巻七・一〇八七〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
一首の意は、近くの
痛足
(
あなし
)
川に
水嵩
(
みずかさ
)
が増して瀬の音が高く聞こえている。すると、向うの
巻向
(
まきむく
)
の
由槻
(
ゆつき
)
が
岳
(
たけ
)
に雲が
湧
(
わ
)
いて盛に動いている、というので、二つの天然現象を「なべに」で結んでいる。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
由槻(ゆつき)の例文をもっと
(1作品)
見る
由
常用漢字
小3
部首:⽥
5画
槻
漢検準1級
部首:⽊
15画
“由”で始まる語句
由
由緒
由縁
由々
由来
由良
由利
由井
由旬
由比