“大汝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおなんじ60.0%
おおなむち20.0%
オホナメ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三千米以上の高距を有することは疑いを容れない(立山の三角点は標高二千九百九十二米であるが、雄山おやまそれよりも十四、五米高く、大汝おおなんじは更に五米程高い)
黒部峡谷 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
大汝おおなむちみことなどの名の一部分の意義は、大名持おおなもちすなわち多数の名称所有者の意であって、名誉ある名「大名オホナ」を持つという意ではないようだ。事実いろいろの名を持った神である。
最古日本の女性生活の根柢 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
諏訪のウミ・琵琶湖・霧島山の大汝オホナメの池など、懸け離れた遠方の井や湧き水に通じてゐると言ふ。不思議なのは又龍宮へ通うてゐると言ふ、井戸・清水の多い事である。
河童の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)