“乗鞍”の読み方と例文
旧字:乘鞍
読み方割合
のりくら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこから小手をかざしてみると、うッすらとした昼霞(ひるがすみ)のあなたに、若狭(わかさ)の三国山(みくにやま)、敦賀(つるが)の乗鞍(のりくら)、北近江(きたおうみ)の山々などが眉(まゆ)にせっしてそびえている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その拳銃(ピストル)は、今年の夏、彼が日本アルプスの乗鞍(のりくら)ヶ岳から薬師ヶ岳へ縦走したときに、護身用として持って行って以来、つい机の引出しに入れて置いた。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
方二町ばかりの小沼の岸に立った時に、乗鞍(のりくら)ヶ岳(たけ)が、森林の上にその真白な背を現わしました。雪をかぶった乗鞍ヶ岳の背は、名そのままの銀鞍(ぎんあん)です。銀鞍があって白馬はいずこへ行った。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)