“のりくら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
乗鞍80.0%
乘鞍20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
方二町ばかりの小沼の岸に立った時に、乗鞍のりくらたけが、森林の上にその真白な背を現わしました。雪をかぶった乗鞍ヶ岳の背は、名そのままの銀鞍ぎんあんです。銀鞍があって白馬はいずこへ行った。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
御嶽おんたけ乗鞍のりくらこまたけ
県歌 信濃の国 (新字新仮名) / 浅井洌(著)
旅裝束たびしようぞくをとほして、さむさがこたへるとおもつてゐたが、なるほどやついたはずだ。あのむかうにえる、るこまのくらといふまへの乘鞍のりくら高山たかやまに、ゆきつもつてゐる。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)