“御嶽”のいろいろな読み方と例文
新字:御岳
読み方割合
おんたけ65.1%
みたけ25.6%
オタケ7.0%
おたけ2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さればわが昨日きのふ遙かに御嶽おんたけの秀絶なる姿を群山挺立ていりつうちに認めて、雀躍して路人ろじんにあやしまるゝの狂態を演じたるもまたむべならずや。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
過ぎて新街道大釜戸おほかまどといふより御嶽みたけへ出づ元は大井より大久手おほくて細久手ほそくてを經て御嶽みたけいでしなれど高からねど山阪多きゆゑ釜戸かまどかた
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
大きな御嶽オタケなら、其中に、別に歌舞アソビをする場処がある。久高の仲の御嶽オタケの如きが其である。併し多くは、其為に神あしゃげがある。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
これは聞得大君が任命されると間もなく、その領地たる知念へ始めて御下りになって霊地斎場さやは御嶽おたけに参詣されることで、昔は国王の冊封の儀式にも比すべき儀式でありました。
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)