“御嶽参籠”の読み方と例文
読み方割合
おんたけさんろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとい自己の寿命を一年縮めても父の健康に代えたいと言ってそれをいのるために御嶽参籠おんたけさんろうを思い立って行ったことから、今また不眠不休の看護
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「そう言えば、勝重さん、文久三年に君と二人ふたり御嶽参籠おんたけさんろうに出かけた時さ。あれは、ちょうど今時分じゃありませんか。でも、いい陽気になって来ましたね。この谷へも、うぐいすが来るようになりましたよ。」
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)