“祷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いの81.5%
いのり8.5%
の6.2%
がらつさ1.5%
のり0.8%
ほ0.8%
ハライ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その様子が怪しいので、ひそかに主人らの挙動をうかがっていると、父子は一幅の猴(さる)の絵像を取り出して、うやうやしく祷(いの)っていた。
きっと見ていただけるし、きっと、見てもらえるようにするという祷(いのり)めいた心は、すこしも怠けることなく衣裳をとりかえさせたのであった。
玉章 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
ありがたや、ハレルヤとぞ涙ながして讃(ほ)め祷(の)りませば、雀もともに、ハレルヤ、ハレルヤと眼を上げ涙ながして御空を仰ぐ。
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
虫がよくって、不信実で、卑怯(ひきょう)で、あとでおきまりの痛悔(こんちりさん)の祷(がらつさ)を唱えさえすればどんなひどい罪でもキレイにつぐなわれると思い込んでいるのですものね。
「国軍(くにいくさ)、弥征(いやゆ)く祷(のり)に……」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
水戸(みなと)の神の孫(ひこ)櫛八玉(くしやたま)の神膳夫(かしはで)二一となりて、天つ御饗(みあへ)二二獻る時に、祷(ほ)ぎ白して、櫛八玉の神鵜に化(な)りて、海(わた)の底に入りて、底の埴(はこ)を咋(く)ひあがり出でて二三、天の八十平瓮(びらか)二四を作りて
カクテ昼ハ共ニ魏ヲ伐(ウ)ツノ計(ハカリゴト)ヲ論じ、夜ハ罡(コウ)ニ歩シ、斗(ト)ヲ踏ンデ祷(ハライ)ヲナス。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)