トップ
>
『玉章』
ふりがな文庫
『
玉章
(
たまずさ
)
』
故郷にて保則様、十一月二十三日の御他界から百日の間、都に通じる松並木の道を毎夜参りますうちに、冬は過ぎ春がおとずれ、いまでは、もう、松の花の気はいがするようになりました。御身さまも、なぜ、わたくしがかくも寥しい松並木の道をおとずれるかについ …
著者
室生犀星
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「婦人画報」1946(昭和21)年3月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約17分(500文字/分)
朗読目安時間
約28分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
停
(
ど
)
細
(
ほ
)
灯
(
ともし
)
仰
(
お
)
免
(
めん
)
羞
(
はに
)
托
(
たの
)
邪
(
やま
)
仰
(
おっしゃ
)
負
(
ひ
)
問
(
たず
)
忝
(
かたじけの
)
外
(
そ
)
雑
(
まざ
)
再度
(
にど
)
仰
(
おお
)
忝
(
かたじけな
)
出
(
い
)
家
(
や
)
老媼
(
ろうおう
)
廻
(
めぐ
)
緊
(
しま
)
羞
(
はず
)
御身
(
おみ
)
好
(
よ
)
悸気
(
どうき
)
祷
(
いのり
)
森
(
しん
)
点
(
とも
)
誰
(
だれ
)
躊躇
(
ためら
)
何処
(
いずこ
)
近火
(
ちかび
)
健
(
すこ
)
過
(
あやま
)
何故
(
なにゆえ
)
遂
(
つい
)
一
(
ひと
)
願明
(
がんあ
)
益々
(
ますます
)
面
(
おもて
)
眩
(
まぶ
)
睡
(
ねむ
)
窮屈
(
きゅうくつ
)
紀介
(
ノリスケ
)
蔀
(
しとみ
)
辿
(
たど
)
赧
(
あか
)
館
(
やかた
)
袿
(
うちぎ
)
耽
(
ふけ
)
脆
(
もろ
)
艱難
(
かんなん
)
寝殿
(
しんでん
)
乞
(
こ
)
亘
(
わた
)
仰有
(
おっしゃ
)
何処
(
どこ
)
何時
(
いつ
)
供養
(
くよう
)
保則
(
やすのり
)
冴
(
さ
)
処
(
ところ
)
出水
(
でみず
)
勿体
(
もったい
)
卒爾
(
そつじ
)
土器
(
かわらけ
)
媼
(
おうな
)
皓々
(
こうこう
)
寥
(
さび
)
小径
(
こみち
)
山吹
(
やまぶき
)
往還
(
おうかん
)
後事
(
こうじ
)
御衣
(
おんぞ
)
恰度
(
ちょうど
)
惹
(
ひ
)
托
(
たく
)
撩乱
(
りょうらん
)
故郷
(
ふるさと
)
斥
(
しりぞ
)
映
(
うつ
)
此処
(
ここ
)