“寥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さび65.2%
さみ17.4%
りょう13.0%
すさ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すっかり雪に埋もれた軽井沢に着いた時分には、もう日もとっぷりと暮れて、山寄りの町の方には灯かげも乏しく、いかにもさびしい。
雉子日記 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
怪しげの二階よりさみしらに顔いだす玉乗の若き女を
浅草哀歌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
だが、あの大きな川へ僅かばかりの鮎を放流したところで、地球上に散在する金剛石のようなものでりょう々としている。
利根の尺鮎 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
これだけでは不安心だが、アバラケは亭を阿婆良也あばらやむごとく荒れすさんだ義で毛なしと近く、ほとんど相通ずる意味の詞であろう。