りょう)” の例文
だが、あの大きな川へ僅かばかりの鮎を放流したところで、地球上に散在する金剛石のようなものでりょう々としている。
利根の尺鮎 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
せきたりりょうたり。独立して改めず。周行してあやうからず。もって天下の母となすべし。われその名を知らず。これをあざなして道という。いてこれが名をなして大という。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
りょうたりかくたり、沖漠希夷たり、ようたりめいたり、妙明離微たり、はるかに迷悟凡聖の際を出でて、生死涅槃ねはんの域をこゆ。際を出ずるをもってのゆえに、よく迷悟に入り、よく凡聖に入る。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)