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凄寥
ふりがな文庫
“凄寥”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
せいりょう
40.0%
せいれう
40.0%
せいりよう
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せいりょう
(逆引き)
夜の十時頃日記を
認
(
したた
)
めつつ荒屋の窓から外を眺めますと、明月
皎々
(
こうこう
)
として大樹の上を照らして居るに河水
潺々
(
せんせん
)
としてなんとなく一種
凄寥
(
せいりょう
)
の気を帯びて居ります。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
凄寥(せいりょう)の例文をもっと
(2作品)
見る
せいれう
(逆引き)
蓋
(
けだ
)
しこの壁際の恐るべき有様に対しつゝそを読まば、ロンドンの宮廷劇場にアービングが演ずる神技を見んよりも、一層其
凄寥
(
せいれう
)
の趣を知るに近からむなり。袖口の
擦
(
す
)
りきれたる羽織あり。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
凄寥(せいれう)の例文をもっと
(2作品)
見る
せいりよう
(逆引き)
彼はここに於いて
曩
(
さき
)
に半箇の骨肉の親むべきなく、一点の愛情の温むるに会はざりし
凄寥
(
せいりよう
)
を感ずるのみにて
止
(
とどま
)
らず、失望を添へ、恨を
累
(
かさ
)
ねて、かの塊然たる
野末
(
のずゑ
)
の石は、霜置く上に
凩
(
こがらし
)
の吹誘ひて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
凄寥(せいりよう)の例文をもっと
(1作品)
見る
“凄寥”の意味
《名詞》
寒気がするほど寂しいこと。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
凄
常用漢字
中学
部首:⼎
10画
寥
漢検1級
部首:⼧
14画
“凄”で始まる語句
凄
凄惨
凄味
凄愴
凄艶
凄気
凄腕
凄然
凄婉
凄絶
“凄寥”のふりがなが多い著者
河口慧海
尾崎紅葉
蘭郁二郎
国木田独歩
石川啄木