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凄絶
ふりがな文庫
“凄絶”の読み方と例文
読み方
割合
せいぜつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せいぜつ
(逆引き)
河村は見るも物凄い
形相
(
ぎょうそう
)
となり、真紅な口をガッと開いたかと思うと、両手で
虚空
(
こくう
)
をつかんで、そのまま絶命した。実に
悲惨
(
ひさん
)
とも
凄絶
(
せいぜつ
)
ともいいあらわし難い彼の最期だった。
地球盗難
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
凄絶
(
せいぜつ
)
、惨絶、奇絶、怪絶、おそらくは観客諸君の夢にも想像されぬところでござりましょう
人間豹
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
その
凄絶
(
せいぜつ
)
なる可き慟哭にも、同じく涙に
咽
(
むせ
)
ばうとしてゐた乙州は、その中にある一種の誇張に対して、——と云ふのが
穏
(
おだやか
)
でないならば、慟哭を抑制すべき意志力の欠乏に対して
枯野抄
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
凄絶(せいぜつ)の例文をもっと
(8作品)
見る
凄
常用漢字
中学
部首:⼎
10画
絶
常用漢字
小5
部首:⽷
12画
“凄”で始まる語句
凄
凄惨
凄味
凄愴
凄艶
凄気
凄腕
凄然
凄婉
凄文句
“凄絶”のふりがなが多い著者
山路愛山
アントン・チェーホフ
江戸川乱歩
海野十三
泉鏡花
芥川竜之介
坂口安吾