“凄腕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すごうで94.7%
せいわん5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれはただ、この凄腕すごうでのある孫兵衛——丹石流の据物斬すえものぎりに、妖妙ようみょうわざをもつお十夜を、うまく利用しようというつもりなのである。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あんたは縹緻も頭もいいし、自分でも凄腕すごうでだと思ってるだろうけれど、そういう人ほどかえってひっかかりやすいもんだからね」
雪と泥 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「花吉の凄腕せいわん真に驚くべしだ」「露西亜ロシヤに対する日本の態度の曖昧あいまいなのも、君の為めだと云ふうはさだぞ」「松島君に忠告して早く戦争いくさする様にして呉れ給へ」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)