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せいぜつ
ふりがな文庫
“せいぜつ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
凄絶
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
凄絶
(逆引き)
折
(
おり
)
から
淡々
(
あわあわ
)
しい
月
(
つき
)
の
光
(
ひかり
)
、
鉄窓
(
てっそう
)
を
洩
(
も
)
れて、
床
(
ゆか
)
の
上
(
うえ
)
に
網
(
あみ
)
に
似
(
に
)
たる
如
(
ごと
)
き
墨画
(
すみえ
)
を
夢
(
ゆめ
)
のように
浮出
(
うきだ
)
したのは、
謂
(
いお
)
うようなく、
凄絶
(
せいぜつ
)
また
惨絶
(
さんぜつ
)
の
極
(
きわみ
)
であった、アンドレイ、エヒミチは
横
(
よこ
)
たわったまま
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
渠
(
か
)
れ唯己がまゝに鳴くなり、
而
(
しか
)
も人をして
凄絶
(
せいぜつ
)
惋絶
(
わんぜつ
)
ならしむ、詩人の天地に於ける亦固より彼の音響なり、渠れ唯己がまゝに歌ふ、其節奏は固より彼れの節奏なり、其音響は固より彼の音響なり
詩人論
(新字旧仮名)
/
山路愛山
(著)
だが、その次に始まったのは彼個人の
凄絶
(
せいぜつ
)
な死との格闘、人間の苦悩で、強要によって起りはしたが、燃焼はそれ自体であり、強要と切り離して、それ自体として見ることも可能だという考えである。
特攻隊に捧ぐ
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
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