“鉄窓”のいろいろな読み方と例文
旧字:鐵窓
読み方割合
てっそう80.0%
まど20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
獄舎の鉄窓てっそうをもれる月光のもとに、絞首台の幻影をきわけながらペンを走らす犯罪日誌は、本人にとっていささかの悦びをももたらさないであろう。然るに自分はどうだ。
鼻に基く殺人 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
弱い女を無視してそれを鉄窓てっそうの中に押し込めたのが今日までの道徳というものであるといっている。
模倣と独立 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
お母あさんと呼んでみた月の鉄窓まど
遺愛集:02 遺愛集 (新字新仮名) / 島秋人(著)