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『浅草哀歌』
ふりがな文庫
『
浅草哀歌
(
あさくさあいか
)
』
われは思ふ、浅草の青き夜景を、 仲見世の裏に洩るる短夜の葱のむせびを、 公園の便所の瓦斯を、はた、澄めるアルボースの香を。 あはれなる蛇小屋の畸形児を、かつは知れりや、 怪しげの二階より寥しらに顔いだす玉乗の若き女を、 あるはまた曲馬の場に …
著者
北原白秋
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
交
(
つが
)
面
(
も
)
破
(
やれ
)
場
(
には
)
光
(
かげ
)
露台
(
バルコン
)
一時
(
ひととき
)
寥
(
さみ
)
点
(
とも
)
薄暮
(
くれがた
)
夜
(
よ
)
暗
(
くら
)
溝板
(
どぶいた
)
漂浪
(
さすら
)
疎
(
うと
)
粘
(
ねば
)
罎
(
びん
)
薄
(
うす
)