“薄暮”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
はくぼ61.4%
くれがた18.2%
たそがれ9.1%
かはたれ4.5%
うすくれ2.3%
うすぐれ2.3%
ゆうぐれ2.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“薄暮”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > プロヴァンス文学100.0%
文学 > 英米文学 > 詩28.6%
文学 > ドイツ文学 > 詩15.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
だんだん夏が来て、その店の前のたなの下には縁台が置かれて、夕顔の花が薄暮はくぼの中にはっきりときわだって見える。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
薄暮はくぼなかにじっとそのまま見入みいったが、二すじすじえりみだれたびん
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
ああ、すべてちからなし。——さらにさらにいたましきはかかるあを薄暮くれがたはげしき官能くわんのう刺戟しげき
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
——帰途かえりは、薄暮くれがたを、もみじより、花より、ただ落葉を鴨川へ渡したような——団栗橋どんぐりばし——というのを渡って、もう一度清水へ上ったのです。
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
薄暮たそがれの気のひし/\とせまつてくる小径に、しばらくの間私は茫然と立ち尽した。
愛は、力は土より (新字旧仮名) / 中沢臨川(著)
薄暮たそがれ水路すゐろに似たる心ありやはらかき夢のひとりながるる
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
薄暮かはたれ水路すゐろにうつるむらさきの弧燈こたうの春の愁なるらむ
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
鼠の骨。薄暮かはたれの雪。
希臘十字 (新字旧仮名) / 高祖保(著)
はらはらと薄暮うすくれあいをあおく飛んだ。
海の使者 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
只今、狼に食われたという女の検察をしたがね、……薄暮うすぐれです。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
津田は後れた時間を案じながら、教えられた停車場ステーションで、この元気の好い老人と別れて、一人薄暮ゆうぐれの空気の中に出た。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)