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薄暮
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くれがた
ふりがな文庫
“
薄暮
(
くれがた
)” の例文
帰途
(
かえり
)
は、
薄暮
(
くれがた
)
を、もみじより、花より、ただ落葉を鴨川へ渡したような——
団栗橋
(
どんぐりばし
)
——というのを渡って、もう一度清水へ上ったのです。
白花の朝顔
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ああ、すべて
力
(
ちから
)
なし。——さらにさらに
痛
(
いた
)
ましきはかかる
青
(
あを
)
き
薄暮
(
くれがた
)
の
激
(
はげ
)
しき
官能
(
くわんのう
)
の
刺戟
(
しげき
)
。
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
薄暮
(
くれがた
)
の
曲
(
きよく
)
シャルル・ボドレエル
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
薄暮
(
くれがた
)
の
河岸
(
かし
)
のあかしや、
二本
(
ふたもと
)
の
海岸
(
かし
)
のあかしや
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
薄暮
(
くれがた
)
の
曲
(
きよく
)
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
▼ もっと見る
かくてなほ悩み
顫
(
ふる
)
ふわかき日の
薄暮
(
くれがた
)
のゆめ。——
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
など
痛
(
いた
)
む、あな
薄暮
(
くれがた
)
の
曲
(
きよく
)
の色、——光の
沈黙
(
しじま
)
。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
わかき日の
薄暮
(
くれがた
)
のそのしらべ
静
(
しづ
)
こころなし。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
今日の日の
薄暮
(
くれがた
)
のなにかさは青くかなしき
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
新しきペンキに沁みる
薄暮
(
くれがた
)
の空の青さよ。
浅草哀歌
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
ああ
骨
(
ほね
)
なし
児
(
ご
)
よ。この
薄暮
(
くれがた
)
の
反射
(
はんしや
)
に
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
薄暮
(
くれがた
)
の
谿間
(
たにま
)
の
恐怖
(
おそれ
)
。
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
声
(
こゑ
)
もなき
薄暮
(
くれがた
)
の国
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
声
(
こゑ
)
もなき
薄暮
(
くれがた
)
の国。
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“薄暮”の解説
薄暮(はくぼ)は、日没後の黄昏を指す。一般的には、日没後の太陽が地平線より6度程度下にある時間帯である。屋外で物体の区別はできるが、屋外で活動するには光の量が十分ではない。
(出典:Wikipedia)
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
暮
常用漢字
小6
部首:⽇
14画
“薄暮”で始まる語句
薄暮合
薄暮方
薄暮時
薄暮暗碧