“薄暮暗碧”の読み方と例文
読み方割合
はくぼあんぺき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あはれつぶてを投ずる事なかれ、うつくしき人の夢や驚かさむと、血気なる友のいたづらをしかとどめつ。年若くおもてきよき海軍の少尉候補生は、薄暮暗碧はくぼあんぺきたたへたるふちに臨みて粛然しゆくぜんとせり。
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)