“二本”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふたもと70.4%
にほん25.9%
りゃん3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
眼をあげよ、今、くわつと明りし二本ふたもとの楠の梢を、サンシユユの黄なる花の光を、枯草の色を、淡青きヒヤシンスの芽のにほひを。
春の暗示 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
が、ではない。ばさりととなへたはおとで、正体しやうたい二本にほん番傘ばんがさ、トじやひらいたはいゝが、古御所ふるごしよすだれめいて、ばら/\にけてる。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
二本りゃんをきめたのが殿様なら、目ざしはみんな殿様だ! なんだい! 三社まえでだって、頼む時はあんなにていのいいことを並べやがってそのために人がひどいめにあってるのに
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)