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『春の暗示』
ふりがな文庫
『
春の暗示
(
はるのあんじ
)
』
25. Ⅲ. 10. 午後三時過ぎ、 薄黄水仙の浅葱の新芽枯れたる芝生のなかに仕切られたる円形或は長方形の花壇のなかに二寸ばかり萌えいづ。その幾何学的なる配列のつつましさよ、風微かにかよふ。 水噴かぬ錆びたる噴水の露盤より静かに滴る水滴。 …
著者
北原白秋
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「創作 一巻三号」1910(明治43)年5月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
動
(
ゆら
)
快
(
こゝろ
)
閉
(
とざ
)
銃
(
つゝ
)
汚
(
きた
)
細
(
こまか
)
休憩
(
やす
)
周囲
(
まはり
)
戦
(
そよ
)
忙
(
いそが
)
汚
(
よご
)
淡青
(
うすあを
)
輩
(
ともがら
)
径
(
こみち
)
音
(
おと
)
豆腐
(
とうふ
)
短艇
(
ボート
)
空木
(
うつぎ
)
粋
(
いき
)
痛
(
いた
)
胡桃
(
くるみ
)
華美
(
はで
)
萌黄
(
もえぎ
)
蜜柑
(
みかん
)
淡
(
うす
)
鮮紅
(
せんこう
)
漉
(
こ
)
湿潤
(
しめり
)
湿
(
しめ
)
淡紫
(
うすむらさき
)
一人
(
ひとり
)
涵
(
ひた
)
浅葱
(
あさぎ
)
橡
(
とち
)
晷
(
かげ
)
擦
(
す
)
抽
(
ぬ
)
微
(
かす
)
園標
(
ゑんへう
)
冷
(
ひや
)
二本
(
ふたもと
)
二列
(
ふたならび
)