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漉
ふりがな文庫
“漉”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
こ
58.1%
す
32.4%
こし
2.7%
すき
2.7%
ご
1.4%
ず
1.4%
ずき
1.4%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こ
(逆引き)
近い岸より、遠い山脈が
襞目
(
ひだめ
)
を
碧落
(
へきらく
)
にくつきり刻み出してゐた。ところどころで
落鮎
(
おちあゆ
)
を
塞
(
ふさ
)
ぐ
魚梁
(
やな
)
の
簾
(
す
)
に
漉
(
こ
)
される水音が白く聞える。
川
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
漉(こ)の例文をもっと
(43作品)
見る
す
(逆引き)
浪間と浪の陰に当るところは、
金沙
(
きんさ
)
を混ぜた
緑礬液
(
りょくばんえき
)
のように、毒と思えるほど濃く凝って、しかもきらきら陽光を
漉
(
す
)
き込んでいる。
河明り
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
漉(す)の例文をもっと
(24作品)
見る
こし
(逆引き)
それを
皆
(
み
)
んな混て
一旦
(
いったん
)
沸立
(
にた
)
たせて
布巾
(
ふきん
)
で
漉
(
こし
)
てレモン油を小匙に軽く一杯加えて大きなブリキ鉢かあるいはゼリー型へ入て氷で
凍
(
ひや
)
し固めます。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
漉(こし)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
すき
(逆引き)
花卉
(
かき
)
も面白いが、鬼の念仏や
閻魔
(
えんま
)
さまが得意、お堂のわきへ台をすえ、寒冷紗や
漉
(
すき
)
返しの紙に描いた自画の上へ、小石を置いて飛ばぬように並べて売っていた。
明治世相百話
(新字新仮名)
/
山本笑月
(著)
漉(すき)の例文をもっと
(2作品)
見る
ご
(逆引き)
鰹のたたき、あいなめの煮物、船で作った絹
漉
(
ご
)
しの冷奴、大根の風呂吹き。これだけあれば食いきれないのだけれど、次に出た鯨肉の水たきが俄然食欲を煽動する。
海豚と河豚
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
漉(ご)の例文をもっと
(1作品)
見る
ず
(逆引き)
一枚
漉
(
ず
)
きの、いはゆるキラズと呼ぶ和紙数枚にしたためた行書であつたが、その見事さは、いきなり若いわたしの心を打ち、わたしは数金を投じてただちにこれを額に仕立てずにはゐられなかつた。
秋艸道人の書について
(新字旧仮名)
/
吉野秀雄
(著)
漉(ず)の例文をもっと
(1作品)
見る
ずき
(逆引き)
生
漉
(
ずき
)
の鳥の子で四五帖分はある。大分古いものらしい。
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
漉(ずき)の例文をもっと
(1作品)
見る
漉
漢検準1級
部首:⽔
14画
“漉”を含む語句
味噌漉
紙漉
絹漉
手漉
裏漉
生漉
紙漉場
流漉
溜漉
煮漉
漉返
生漉紙
砂漉
筑紫漉
米漉
紙漉村
紙漉阿原
絹漉餅
茶滓漉
茶漉
...
“漉”のふりがなが多い著者
木下尚江
橘外男
柳宗悦
小島烏水
岡本かの子
徳田秋声
谷崎潤一郎
高浜虚子
吉川英治
丘浅次郎