“生漉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きずき66.7%
きず33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「諸国生漉きずき紙、よごちり、細川、まつざき、五把、宇陀、飛駒、もりした、(厚紙)楷田、西の内、さんとめ、ほどむら、泉貨、十文字」
和紙十年 (新字旧仮名) / 柳宗悦(著)
若松から程遠くないところに喜多方きたかたの町がありますが、ここでは良い生漉きずきの紙が出来ます。材料は凡てこうぞで強い張りのある紙であります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
知るに至った端緒たんちょであるがこの書は生漉きずきの和紙へ四号活字で印刷した三十枚ほどのもので察するところ春琴女の三回に弟子の検校がだれかに頼んで師の伝記を編ませ配り物にでもしたのであろう。
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)