吉野秀雄
1902.07.03 〜 1967.07.13
著者としての作品一覧
秋艸道人の書について(新字旧仮名)
読書目安時間:約8分
秋艸道人会津八一博士の処女歌集『南京新唱』をはじめてわたしの読んだのは、大正十四年春のことだつたが、集中に見えた二首の難解歌がどうにも気にかかるので、発行元の春陽堂へ問ひ合せて道人 …
読書目安時間:約8分
秋艸道人会津八一博士の処女歌集『南京新唱』をはじめてわたしの読んだのは、大正十四年春のことだつたが、集中に見えた二首の難解歌がどうにも気にかかるので、発行元の春陽堂へ問ひ合せて道人 …
滝しぶき(新字新仮名)
読書目安時間:約2分
病臥して二度目の夏を迎えた。容態はだいぶいいが、両足のリューマチで動けぬせいか、暑さは人一倍つらい。何か涼しいものはないかと考えていたら、富士の白糸ノ滝が目に浮かんできた。 二年前 …
読書目安時間:約2分
病臥して二度目の夏を迎えた。容態はだいぶいいが、両足のリューマチで動けぬせいか、暑さは人一倍つらい。何か涼しいものはないかと考えていたら、富士の白糸ノ滝が目に浮かんできた。 二年前 …
長谷川等伯の「松林図屏風」(新字旧仮名)
読書目安時間:約3分
水墨の絵から何か一つ選ばうと思案する間もなく、長谷川等伯の松林図屏風がはうふつと目の前に現はれた。上野の博物館にあるもので、いくたびかそこで見、そのたびに感動の溜息をついた絵だ。 …
読書目安時間:約3分
水墨の絵から何か一つ選ばうと思案する間もなく、長谷川等伯の松林図屏風がはうふつと目の前に現はれた。上野の博物館にあるもので、いくたびかそこで見、そのたびに感動の溜息をついた絵だ。 …
ひとの不幸をともにかなしむ(新字旧仮名)
読書目安時間:約3分
いまわたしの胸の奥にあることばは、 ひとの幸福をともによろこび ひとの不幸をともにかなしむ といふものだ。(「ひと」とは〈人間〉の意でなく〈他人〉の意)。わたしはもとより道徳なんて …
読書目安時間:約3分
いまわたしの胸の奥にあることばは、 ひとの幸福をともによろこび ひとの不幸をともにかなしむ といふものだ。(「ひと」とは〈人間〉の意でなく〈他人〉の意)。わたしはもとより道徳なんて …
“吉野秀雄”について
吉野 秀雄(よしの ひでお、1902年(明治35年)7月3日 - 1967年(昭和42年)7月13日)は、近代日本の歌人・書家・文人墨客。号は艸心。多病に苦しみながら独自の詠風で境涯の歌を詠んだ。多数の美術鑑賞や随筆を残し、書家としても知られている。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)
“吉野秀雄”と年代が近い著者
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きょうが命日(1月28日)
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