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『滝しぶき』
ふりがな文庫
『
滝しぶき
(
たきしぶき
)
』
病臥して二度目の夏を迎えた。容態はだいぶいいが、両足のリューマチで動けぬせいか、暑さは人一倍つらい。何か涼しいものはないかと考えていたら、富士の白糸ノ滝が目に浮かんできた。 二年前の夏、ある俳誌の同人二十数人の団体に飛入りして、駿河の猪之頭 …
著者
吉野秀雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「逓信協会雑誌」1963(昭和38)年8月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
両兜
(
りょうとう
)