滝しぶきたきしぶき
病臥して二度目の夏を迎えた。容態はだいぶいいが、両足のリューマチで動けぬせいか、暑さは人一倍つらい。何か涼しいものはないかと考えていたら、富士の白糸ノ滝が目に浮かんできた。 二年前の夏、ある俳誌の同人二十数人の団体に飛入りして、駿河の猪之頭 …
作品に特徴的な語句
両兜りょうとう